孤立無援でいじめられている人を黙って見過ごすことは絶対したくない。それが僕のポリシー【高須克弥】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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孤立無援でいじめられている人を黙って見過ごすことは絶対したくない。それが僕のポリシー【高須克弥】

書籍『ありがとう、松ちゃん〜松本人志問題をぶった斬る!』が話題に!

■僕は百田さんより5倍の経済力があるからね

 裁判官は、とんでもない判決出すんだよ。だから陪審員制度ができたのも無理はないんだよ。陪審員はね、一般人だから常識ではかってくれるのよ。

 こないだもさ、百田(尚樹)さんが津田大介に訴えられて名誉毀損で負けたのよ。その百田さんが負けたツイートと同じものを僕はリツイートしたんだ。それでね、百田さんは確か50万円の賠償命令。僕の方は250万円の賠償命令なのよ。判決文見たらさ、全く反省の色が見られず、何が悪いと強弁したと(笑)。

 ウチの弁護士の話だとね、本人の経済力を見て、それに合わせて罰金とか保証金とかいろんなの決めるんだって。だから本人が痛いと思う金額、カルロス・ゴーンだったら5億円、許永中だったら3億円とかさ(笑)。だから、僕は百田さんの5倍の経済力があると見なされたんだな。それと、百田さんもすごく反省してたわけじゃないけど、僕のほうが反省していなかった。何が悪いって言ってるから、またやると思われてるんだよね。だってさ、裁判やってる最中にさ、すいませんって言えるかよ(笑)。

 人の言ったことをそのまま、その内容、真偽を確かめずにツイートしたことは、言ったと同然とか、向こうの弁護士が言ってきたからさ。Twitterってさあ、本物かどうか確かめるというよりも、面白いニュースだからリツイートするんじゃないの。本当かどうか確かめるなんてことやってたら、Twitterの意味なくなっちゃうじゃないのっつって。

 面白いからリツイートしたんであって、後で間違えてたら間違いでしたってツイートするけどさ。出した段階では人がこういう事やってましたよってリツイートするのは何が悪いんだって開き直ったの。

 だからね、僕を有罪にした裁判官だったら、絶対に松ちゃんの勝ちですよ。本当かどうか確かめもせず、話だけ聞いて伝聞で週刊誌載っけたってのは、僕がリツイートしたのと同じじゃないですか。間違ったら訂正すりゃいいだろうっていうのは、文春の主張に近いよ。

 裏付けるものはなにもないのは、僕のケースも今回の文春も同じだもん。百田さんをリツイートした僕と何が違うっていうんだよ。松ちゃんの裁判には、あの裁判官が欲しい、僕は(笑)。東京地裁なんだけどね。当たればいいなあ。

 感情はないのよ、法律には。血も涙もないのが法律なの。だから、裁判官で優秀なのは法律に性格で世情に流されない。そうなると常識的に考えて、松ちゃんの圧勝だろうと思うんだけどね。

 

■ダンパでナンパは当たり前のことだったんだよ

 今回の裁判でも、告発している女性が出てきてくれればいいけどね。女性本人が出てこなければ松ちゃんの勝ちに決まってるけど、アメリカの裁判みたいにさ、マフィアに狙われてる証言者を衝立や囲いの中に入れて見えないようにするの、あるもんね。それをやるかな。みんなはそれやったら面白いと思ってるだろうね、きっと。でも、どっちみちその証言が本当、真実かどうかっていうことは、まだ分からない。嘘だったら、偽証罪で有罪になる。宣誓を拒むことは出来ないもんね。

 松ちゃんは、性的な目的なく呼んだ飲み会…これは、本当にそうだと思うんだ。飲み会後の自由恋愛については、普通の合コンでもありうることだからね。僕たちの学生時代は全部そうだったよ。ダンスパーティー開いて、その後にどうなろうと主催者は何の関係もないんだから。ダンパでナンパってのは普通だったんだ(笑)。

 スイートルームで飲んだのだって、場所が違うだけじゃん。屋形船で飲んだら良かったのかよって話ですよ。そのほうがヤバいか、川の上だから逃げられない(笑)。逃げられない所に誘い込んだって言われるのかな、今の感じだと。なんでも文句言えるんだもん。スイートルームじゃなくて、アパホテルだったらそれはそれで、女の子のほうが怒るんじゃないの?

 ノックさんがヤラれたとき(大阪府知事選挙運動中の強制わいせつ事件)にね、僕、言ったんですよ。絶対わしはそんなことやっとらん、っていうの止めてさ、ノックさんがどういう人か、みんなは大体わかってるから「わし、エロダコでんねん、あんまり可愛いもんだから、つい口説いちゃいましたわ」「ヴィトンのバッグ買うちゃるって言ったのは、まだ渡してなかったから悪かった、ホンマ、スケベなエロダコですいません!」って頭叩いたら、責任は取らなきゃいけないけど、知事は続けられるぜって。

 そうしたらさ、「そんなこと、わしはできない!」って怒り出して。やっぱりね、偉くなっちゃったんだよ、アレ。エロダコはやれないんだよね、大阪府知事になっちゃったら。ノックさんは真面目に戦ってたけど、無理だったもんな。開き直って、わし、そういう人間ですねん、すんまへん、許してくださいって…出来なかったんだよ。急に偉くなっちゃったから。でね、松ちゃんはね、エロダコじゃないから話が違うんだよ。松ちゃんはこの戦い方でいいんだと思うよ。

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高須 克弥

たかす かつや

美容外科医、僧侶、篤志家。1945年愛知県生まれ。医学博士(昭和大学、1973年)。美容外科「高須クリニック」院長。東海高校、昭和大学医学部卒業。同大学院医学研究科博士課程修了。昭和大学医学部客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。「YES高須クリニック」のコピーをはじめとして、日本で最も広く知られる美容整形外科ドクター。江戸時代から続く医師の家系に生まれ、大学院在学中から海外へ研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。「脂肪吸引手術」を日本に紹介し普及させた。人脈は芸能界、財界、政界と幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『全身美容外科医』(講談社)、『炎上上等』『大炎上』『その健康法では「早死に」するこれが高須式「若返る」食べ方・生き方』(扶桑社)、『自民崩壊2・8』(徳間書房)、『筋と義理を通せば人生は上手くいく』(宝島社)など著書多数。

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